need と dare はなぜ助動詞なのか

英文法

動詞として知られている need と dare は、「法助動詞」という括りで扱われることがあります。

法を簡単に説明すると、話し手がその出来事をどのように捉えているか、どの程度現実のものとして扱うかというスタンスを動詞の形や助動詞を使って表す仕組みのことです。

つまり need や dare は、can(できる)や will(だろう)のように話し手の主観的な判断を表しているから助動詞なのです。

need や dare にはどのような主観的な判断があるのかを理解すれば、

  • そもそもなぜ need と dare は助動詞なのか
  • なぜ need や dare は肯定文で見かけないのか
  • 助動詞 need と動詞 need to の違い
  • なぜ dare not have done という形はないのか

といったポイントを一貫したロジックで理解できるようになります。

need と dare の本質を掴んで、効率的に助動詞を攻略していきましょう。

<strong>おさかな</strong>
おさかな

仕組みを理解して暗記英語から卒業しよう!

法助動詞 need の使い方

法助動詞 need の核となるのは、その行為が本当に必要かを考え直す話し手のスタンスです。

助動詞の need が否定文や疑問文で使われやすいのは、そもそも本当に必要なら考え直さなくていい(肯定文で使う理由が薄い)からです。

そのため助動詞の need は need not(needn’t)の形で使われ、「~する必要はない」という意味を表すことが多いです。

この用法の need は、can や will のように話し手の判断を表すという点で助動詞として機能します。

動詞の need とは異なり、後ろは動詞の原形が続くことがポイントです。

You needn’t go.
(行かなくてもよい。)

▸ 行く必要はないという判断

Need I go?
(行く必要がありますか?)

▸ 本当に行く必要があるのか疑問に思っている

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

アメリカ英語よりもイギリス英語で使われる印象だね

need not と don’t need to の違い

動詞の need と助動詞の need の違いは、本当にその行為が必要なのかと考え直す話し手の判断にあります。

そのため、本当に必要性がある場合は動詞の need を使います

これは否定文でも同様です。

必要性がないことが明らかで、そのことについて考え直す必要がない場合は動詞 need の否定形 don’t need to が好んで用いられます。

一方で need not は、「本当に必要なのか」と一度立ち止まったうえで不要だと判断しているニュアンスを含んでいます。

You don’t need to tell him.
(彼に言う必要はない。)

▸ 必要性がないという事実

You needn’t tell him.
(彼に言わなくてもよい。)

▸ 必要性がないという判断

<strong>おさかな</strong>
おさかな

助動詞の need はかしこまった響きがあるから、口語ではほとんど don’t need to しか使わないけどね

法助動詞 dare の使い方

法助動詞 dare の核となるのは、その行為に踏み出すだけの度胸があるかどうかを話し手が判断するスタンスです。

助動詞の dare が否定文や疑問文で使われやすいのは、そもそも実際にその行為をする場面ではあえて「できるかどうか」を問い直す必要がないからです。

そのため助動詞の dare は dare not(daren’t)の形で使われ、「~する勇気がない」という意味を表すことが多いです。

この用法の dare は、can や will のように話し手の判断を表すという点で助動詞として機能します。

You daren’t say that.
(そんなこと言うなよ / 言う勇気ないでしょ。)

▸ 言う勇気はないと判断している

Dare you say that?
(そんなこと言うのか?)

▸ 本当にそんなことを言うのか疑問に思っている

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

need と同じで、こっちもイギリス英語寄りだね

動詞 dare と助動詞 dare の使い分け

「あえて~する」という意味を持つ動詞としての dare は、本来はやりにくいことに踏み出すという話し手の判断を強く含んでいます

ニュアンスが強いため使われる場面は限定的で、

  • How dare you!(よくも!)
  • I don’t dare to ~(~する勇気がない)

のような定型的な表現で使われることが一般的です。

また、動詞としての dare であっても to を省略できるなど、使い方にも幅があります。

使用範囲が狭く、見かけでは区別できないこともあるため、動詞としての dare と助動詞としての dare を厳密に区別する必要はあまりないのです。

<strong>おさかな</strong>
おさかな

基本的には動詞だけど、助動詞として Dare you ~? のように疑問文を作ることもできるってことだね

助動詞 need と dare まとめ

need と dare はどちらも動詞として知られていますが、「その行為をどう捉えるか」という判断を表す点で助動詞的にも使われるのが特徴です。

  • need:必要かどうかを考え直す
  • dare:踏み出すかどうかを考え直す

単純に事実を述べる場合とは異なり、話し手の主観的な判断が含まれていることがポイントです。

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

まあ口語ではあまり使わないから必須の知識ってわけでもないけどね

<strong>おさかな</strong>
おさかな

You don’t need to memorize them.

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