【SVOCM】文の要素を理解して英語学習の土台を固めよう!

5文型

SVOCM という言葉、学生のときに聞いたことはあるけれど「実際のところ何に使うの?」と思ったまま放置している人も多いはずです。

SVOCM とは英語の文を構成する基本的なパーツ(文の要素)を表したものです。

英語の文はすべてこの要素の組み合わせからできているため、英語学習をやり直す人やこれから始める人はまずこれを覚えておきましょう。

この記事では英文を読み書きするうえで欠かせない、文の要素 SVOCM それぞれの役割を順番にわかりやすく解説します。

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

つまり何の役に立つの?

<strong>おさかな</strong>
おさかな

英語の文の仕組みが分かれば、英文読解や英作文でもどこをどう見ればいいかが分かるようになるよ

SVOCM(文の要素)とは

SVOCM は文の中心にある情報とそれを補足する情報を分けて整理し、英文の意味をわかりやすくするための道具です。それぞれ、

  • S:主語
  • V:動詞
  • O:目的語
  • C:補語
  • M:修飾語

を表しています。

英語の文は日本語と異なり、言葉の並び方によって誰が・何を・どうしたといった関係が決まります

SVOCM を意識すると文の中で情報がどんな順番でつながっているのかが見えやすくなり、意味を取り違えにくくなるのです。

<strong>おさかな</strong>
おさかな

文の中心になる情報は文の形(並び方)によって変わるから SVOCM というラベルを使って整理する必要があるんだね

S (subject):主語

S とは主語のことです。動作や状態の主体となる存在を表し、英語では多くの場合文の先頭に置かれます

I am a cat.
(吾輩は猫である。)

主語:I(代名詞)

Cats save the world.
(猫は世界を救う。)

主語:Cats(名詞)

主語になるのは名詞の働きをする語句です。

  • 名詞:cat, fish などの人やモノの名前
  • 代名詞:I, you, he, she など

だけでなく、名詞として機能する複数の語句も主語になることができます。

To study English is sometimes boring.
(英語を勉強することはつまらない時もある。)

▸ To study English が1つの名詞として主語になっている

What you have to do is learn them by heart, regardless of the details.
(細かいことは置いといて、あなたがすべきなのは丸暗記することだ。)

▸ What you have to do が1つの名詞として主語になっている

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

いずれの場合も、基本的には主語の後ろに動詞が続いているのがポイントだね

V (verb):動詞

V は動詞のことで、「~する」という主語が行う動作や状態を表します。基本的には主語のすぐ後ろに置かれることがポイントです。

主語と動詞(SV)だけで構成される文は第1文型と呼ばれます。

A cat sleeps.
(猫が寝ている。)

主語:A cat
動詞:sleeps(sleep の三人称単数現在形)

Fish swim.
(魚が泳ぐ。)

主語:Fish
動詞:swim

O (object):目的語

O(目的語)は動作の対象になる人やモノのを表す要素で、日本語では「〜を」「〜に」にあたります

動詞のすぐ後ろに置かれる名詞の働きをする語句が目的語になります。この時、動詞を

  • 自動詞:目的語を必要としない動詞
  • 他動詞:目的語を必要とする動詞

のように分類することができます。

つまり、一部の英語の文は SVO(主語 + 他動詞 + 目的語)の順番で作られているということです。この形を第3文型と呼びます。

また、一部の他動詞は目的語を2つとることができます。この目的語はそれぞれ間接目的語、直接目的語とよばれます。

日本語訳として間接目的語は「〜に」にあたり、直接目的語は「〜を」にあたることが多いのがポイントです。

このタイプの動詞を使った文は第4文型と呼ばれ SVOO(主語 + 他動詞 + 間接目的語 + 直接目的語)の語順をとります。

  • 第3文型(SVO):主語 + 他動詞 + 目的語
  • 第4文型(SVOO):主語 + 他動詞 + 間接目的語 + 直接目的語

Cats eat fish.
(猫は魚を食べる。)

目的語:
fish(魚を)

Fishermen give cats some fish.
(漁師たちは猫たちに魚をあげる。)

間接目的語:
cats(猫に)

直接目的語:
some fish(魚を)

C (complement):補語

C(補語)は主語や目的語の状態や性質を説明する要素です。例えば He is kind.(彼は優しい。)という文の kind(優しい)のような語句のことです。

補語になれるのは名詞または形容詞の働きをする語句です。

自動詞は目的語を必要としませんが、中には補語をとれるものも存在します。つまり、一部の英語の文は SVC(主語 + 自動詞 + 補語)の順番で作られているということです。この形を第2文型と呼びます。

第2文型(SVC)の文では S = C(主語は補語の状態・性質である)という関係が成り立っていることがポイントです。

また、一部の他動詞は目的語をとった後に続けて補語をとることができます。このような、SVOC(主語 + 他動詞 + 目的語 + 補語)という語順で構成される英文は第5文型と呼ばれます。

第5文型(SVOC)では O = C(目的語は補語の状態・性質である)という関係が成り立っています。これらの特徴が英文の意味を正しく捉えるうえで大切になります。

  • 第2文型(SVC):主語 + 自動詞 + 補語
  • 第5文型(SVOC):主語 + 他動詞 + 目的語 + 補語

You are mean.
(やなやつ。)

You(主語)= mean(補語)という性質を表している

You made me mad.
(おまえは私を怒らせた。)

me(目的語)= mad(補語)という状態を表している

<strong>おさかな</strong>
おさかな

英語は使われている動詞によって後ろにくる語句が決まっているってことだね

M (modifier):修飾語

M が表す修飾語とは、文の意味をより具体的にするために付け加えられる語句のことです。形容詞や副詞、それと同じ働きをする語句のカタマリが修飾語として機能します。

修飾語は文の基本的な構造である5文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)に付け加えられる要素であり、文から取り除いても文法的に文が成立することが特徴です。

The cat’s long tail swished back and forth as the clock struck midnight.
(時計が真夜中を告げた時、猫の長いしっぽが揺れ動いた。)

修飾語:
long(形容詞)
back and forth(副詞句)
as the clock struck midnight(副詞節)

The cat’s tail swished.
(猫のしっぽが揺れた。)

▸ 修飾語を取り除いた形

これらの修飾語を取り除くと、誰が何をしたという文の骨格が明らかになります。

そのため、複雑な英文でも始めに核心にある意味を把握し、その後に修飾語を順番に拾っていくことで意味がとりやすくなるのです。

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

修飾語はいつ・どこでのような重要な情報を含んでいるから、取り除いた後に拾い忘れないようにしよう!

<strong>おさかな</strong>
おさかな

ここから先は少し発展的な内容だから難しかったら読み飛ばしていいよ

修飾語として働く語句には、to不定詞・前置詞句・関係詞節・同格・比較構文など様々な形があり、これらを組み合わせて複雑で長い文章を書くこともできます。

The cat made a sudden decision—to climb to the top of the bookshelf—which surprised even the owner, who knows her better than anyone else.
(本棚のてっぺんまで登るという唐突な決断は、その猫を誰よりも知る飼い主にしてみても驚きだった。)

修飾語:
sudden(形容詞)
to climb…(同格)
to the top of the bookshelf(前置詞句)
which surprised…, who knows…(関係詞節)
better than…(比較構文)

<strong>おさかな</strong>
おさかな

ちなみに節は主語と動詞を含んでいるから、節の中でも SVOCM という考え方は成り立つよ

The catS madeV a suddenM decisionOto climb to the top of the bookshelfM
(その猫は突然、本棚のてっぺんまで登るという決断をした。)

whichS surprisedV evenM the owner,O
(それは飼い主でさえも驚かせた。)

whoS knowsV herO better than anyone elseM.
(その飼い主は誰よりもその猫のことを知っている。)

SVOCM まとめ

SVOCMとは英語の文章を構成する要素で、語句の役割や位置を示したものです。

S(主語) :話題の主体(誰・何)文の先頭に置かれることが多い
V(動詞) :何が起きたか(動作・状態)主語の後ろに置かれる
O(目的語):動作の対象(~に・~を)動詞の後ろに置かれる
C(補語) :主語や目的語の状態・性質(SVC, SVOC という形をとる)
M(修飾語):追加情報。文の骨格に肉付けする

この要素の並び方によって英語の文は基本的にいずれかの文型に分類されます

第1文型:SV(主語 + 自動詞)
第2文型:SVC(主語 + 自動詞 + 補語)
第3文型:SVO(主語 + 他動詞 + 目的語)
第4文型:SVOO(主語 + 他動詞 + 間接目的語 + 直接目的語)
第5文型:SVOC(主語 + 他動詞 + 目的語 + 補語)

SVOCM を意識することで文の構造が見えるようになり、英文読解も英作文も格段に楽になります

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

それぞれの語句が文の中でどんな役割を持っているかが、正しい英語を使いこなすうえで大事ってことだね

<strong>おさかな</strong>
おさかな

特に文章が長く複雑な時にこそ SVOCM の考え方は役に立つよ

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