第2文型(SVC)とは英語の語順のルールの1つで、特定の動詞(be動詞など)がとる語順のことです。
第2文型は、主語・動詞・補語の語順になると学校で教わりますが、実際には
- CVS:補語・動詞・主語
- CSV:補語・主語・動詞
のような語順をとることがあります。
この記事では、
- S, V, C それぞれのアルファベットが表す意味
- 第3文型(SVO)との違い
- 語順(SVC)が入れ替わる文
といった基本から応用まで、第2文型の使い方をどこよりも詳しく解説します!

つまり何の役に立つの?

単語の意味だけじゃなく、その並び方からも何が伝えたい文なのか読み取れるってことだね
第2文型(SVC)とは
第2文型(SVC)とは英語の5文型のひとつで、主語の状態や性質を説明する英文の形です。SVC といったアルファベットは、それぞれ
- S:主語(subject)
- V:動詞(verb)
- C:補語(complement)
を表しており、第2文型の文は「主語 + 動詞 + 補語」という順番で構成されています。
この時、S = C(主語と補語が同じものを指す) という関係が成り立ちます。第2文型を作る動詞は主語と補語をつなぐ働きをするため、連結動詞とも呼ばれます。
第2文型(SVC)の補語 C は主語がどんな状態か・どんな性質であるかを説明する語句で、主格補語とも呼ばれます。補語になる品詞は基本的に名詞・形容詞であることが多いですが、状態や位置を表す述語的な副詞も補語になることができます。
以下の例文で確認してみましょう。
Cats are adorable.
(猫はかわいい。)
▸ Cats(主語)= adorable(補語)という性質を表している
He remained silent while the room grew tense.
(部屋の緊張感が増していく中、彼は沈黙を貫いた。)
▸ He(主語)= silent(補語)という状態かつ
▸ the room(主語)= tense(補語)という状態である

第2文型であること自体に意味はなくて、第2文型の語順(SVC)をとるから「主語 = 補語」の関係が成り立っているのが大事な点だね
副詞が補語になるケース
一部の連結動詞では、主語の状態や位置を表す副詞表現が補語として使われることがあります。
これは、普通の副詞のように動詞を詳しく説明するための修飾語ではなく、主語そのものの状態を述べる述語表現として機能していることがポイントです。
I’m out now.
(今外にいます。)
▸ I(主語)= out(補語)という状態を表している
The village lies far away.
(村は遠くに位置しています。)
▸ The village(主語)= far away(補語)という位置を表している

主語の状態を説明しているから補語なのさ
第2文型(SVC)と 第1文型(SV)の違い・見分け方
英語の第1文型(SV)と第2文型(SVC)は、どちらも「主語 + 動詞」という形は共通していますが、文が何を伝ているかが決定的に違います。
第1文型(SV)は、主語が何をするかという動作や出来事を表す文型です。この文型では補語は使われず、動詞だけで意味が完結します。
A cat goes to a club.
(猫がクラブに行く。)
▸ to a club は修飾語(副詞句)で goes という動作を詳しく説明している
There was a cute cat.
(かわいい猫がいた。)
▸ A cute cat was there. の倒置構文。この there は状態ではなく場所を表している
一方、第2文型(SVC)は主語がどんな状態か、どんな性質かを説明する文型で補語が必要です。
The cat goes crazy.
(その猫は正気を失っている。)
▸ The cat(主語)= crazy(補語)という状態を表している
She was stuck-up.
(そいつは高飛車だった。)
▸ She(主語)= stuck-up(補語)という性質を表している

同じ動詞(go, was)でも要素の並べ方で伝わる内容が違うのがポイントだね
第2文型(SVC)になる動詞
第2文型は S = C の関係をとり、主語の状態や性質を詳しく説明します。そのため、第2文型を作るのは、主に状態や状態の変化を表す動詞です。
例文と一緒に一覧で整理しておきましょう。
状態・変化を表す動詞
| 動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| become | ~になる | She became angry. |
| get | ~になる(口語的) | I got excited. |
| grow | 徐々に~になる | The kitten grew big. |
| turn | 急に~になる | The leaves turned red. |
| go | ~になる(悪化) | He went bald. |
| come | ~になる(抽象的な変化) | My dream came true. |
| fall | ~の状態に陥る | She fell asleep. |
感覚・知覚を表す動詞
| 動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| look | ~に見える | You look tired. |
| sound | ~に聞こえる | That sounds good. |
| feel | ~に感じる | I feel exhausted. |
| smell | ~の匂いがする | It smells delicious. |
| taste | ~の味がする | It tastes fruity. |
様子・印象を表す動詞
| 動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| seem | ~のように思える | He seems nervous. |
| appear | ~のように見える | It appears wrong. |
| prove | ~だと判明する | The idea proved useful. |
| remain | ~のままでいる | The rate remained steady. |
| stay | ~の状態でとどまる | Stay calm. |

様子・印象を表す自動詞は、IELTSなどのライティング試験でもよく使うよ!
第2文型(SVC)と 第3文型(SVO)の違い・見分け方
第2文型(SVC)と似た文型に、第3文型(SVO)があります。
第3文型とは、主語の動作が誰か・何かに向けられていることを表す文型です。SVO の O は目的語と呼ばれ、動作の対象になる人やモノを表しています。
第3文型を作る動詞のように目的語を必要とする動詞は他動詞と呼ばれ、反対に第1文型や第2文型を作る、目的語を必要としない動詞は自動詞と呼ばれます。
そして、多くの動詞は自動詞・他動詞両方の顔を持ち合わせています。同じ動詞でも使い方によって表す意味が異なる場合があるということです。
そのため文章の意味を正しく捉える際に、その文が第2文型なのか第3文型なのかを見分ける必要が出てきます。ここで大切なのは、文型を見分けることの本質は
- 第2文型:S = C(主語と補語が同じものを指す)
- 第3文型:S ≠ O(主語と目的語は別のもの)
という主語と補語・目的語の関係性から意味を正しく見出すことです。つまり、S = C だから第2文型、S = O ではないから第3文型のように文型だけを見分けることは本質的な英語力の向上にはつながらないということです。
He grew strong.
(彼は強くなった。)
▸ 本質は第2文型であることではなく He = strong という関係
He grew tomatoes.
(彼はトマトを育てた。)
▸ 本質は第3文型であることではなく彼がトマトを育てたこと(He ≠ tomatoes)

文型を当てることが目的なんじゃなくて、その語順がどんな意味関係を作っているかを読みとるのが大事ってことだね
第2文型(SVC)の倒置
第2文型(SVC)の文では、文学的あるいは詩的な表現をする場合、まれに補語が主語の位置にくる倒置が見られます。
倒置が起きても、S = C という関係は変わらないことが読解の際のポイントです。。また、倒置時の語順は主語の種類によって異なります。
主語が it や this といった代名詞の場合は CSV(補語 + 主語 + 動詞)という語順になり、主語が名詞である場合は CVS(補語 + 動詞 + 主語)という語順になります。
CSV(主語が代名詞の場合)
A kind man he is.
(彼はなんて親切なのだろう。)
▸ he = a kind man ということを表している
A true masterpiece of syntactic obscurity this is.
(文法的曖昧さの傑作――それがこれだ。)
▸ this = A true masterpiece ということを表している

How wonderful he is. のような感嘆文みたいに、強調したい部分が前に来るって感じだね
CVS(主語が名詞の場合)
Beautiful is the garden in spring.
(春の庭はなんと美しいのだろう。)
▸ the garden = Beautiful ということを表している
More confusing than helpful is this structure.
(役に立つどころか混乱させる、それがこの構文だ。)
▸ this structure = More confusing ということを表している

もう目も当てられないね!
so 形容詞 that / such that の倒置
第2文型(SVC)の形をとる so 形容詞 that 構文や such that 構文では、強調のために倒置がよく起こります。新聞・小説・スピーチなどの文語的な文体で頻繁に見られます。
So daunting is studying English that many give up halfway.
(英語学習はあまりに大変で、途中で挫折する人も多い。)
▸ studying English = So daunting ということを表している
Such was her joy that she burst into tears.
(彼女は喜びのあまり、思わず涙を流した。)
▸ her joy = Such (great) joy ということを表している

Such is the flood of information that my head is about to explode.
(覚えることが多すぎて頭が爆発しそう。)
第2文型(SVC) まとめ
第2文型(SVC)には
- 主語の状態や性質を説明する英文の形
- S = C の関係が成り立つ(CSV や CVS という語順でも変わらない)
- 連結動詞が使われる
という特徴があります。
第1文型(SV)や第3文型(SVO)と迷った時は、その文が動作を表しているのか、それとも状態を表しているのかを意識すると構造が見えやすくなります。
第2文型(SVC) の語順を作る動詞には次のようなものがあります。
状態・変化を表す動詞
become, grow, go など
感覚・知覚を表す動詞
look, sound, feel など
様子・印象を表す動詞
be, seem, remain など

S = C の関係があることがポイントだね!

Keep going, and you’ll get wiser!
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