完了進行形とは?完了形や進行形との違いを例文とイメージで解説!

時制

「現在完了と現在完了進行形の違いは?」「現在完了進行形と現在進行形はどう違う?」これは多くの英語学習者がぶつかる共通の悩みです。

完了進行形は、どの時制(現在・過去・未来)でも完了形の持つニュアンス(時間の幅)と進行形の持つニュアンス(過程)の両方を同時に合わせる形です。

この仕組みが分かれば、よく似た文法との見分けが簡単になります

この記事では、現在・過去・未来それぞれの完了進行形の訳し方や使い方を図と例文を用いてわかりやすく解説します。

読み終えるころには「いつ完了進行形を使うのか」が感覚的につかめるはずです

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

つまり何の役に立つの?

<strong>おさかな</strong>
おさかな

完了形・進行形との違いがわかれば自然な英語を使いこなせるよ!

現在完了進行形とは・訳し方とイメージ

現在完了進行形は進行形が表す「ある時点で進行中というニュアンス」に、現在完了形の「過去の出来事が現在まで続いている」という時間の幅が組み合わさったものです。

そのため、現在完了を作る「have + 過去分詞」と進行形を作る「be + 現在分詞」を合わせた「have been + 現在分詞」という形で、過去から今まで動作や出来事が続いているというこれまでの過程を強調します。

言い換えると行為や出来事が現在の時点で終わっているのか、それともこの後も続くのかは文脈で決まるため、形だけでは明示されないこともあります。

I have been studying English for ten years.
(私は10年間英語を勉強し続けている。)

▸ この後も勉強し続けるかどうかは明確ではない

進行形は動作がある時点で行われている最中であることを描写しますが、完了形は過去の出来事が現在に影響を及ぼしていることを表します。

そのため、現在完了進行形は過去から現在の直前まで行われていた動作が現在に影響を及ぼしていることを表すこともできます。

つまり、発話の時点で動作が実際に進行の途中である必要はないことがポイントです。

I’m out of breath because I have been running to make it.
(間に合うように走ってきたので息が切れている。)

▸ 直前まで走っていた結果、現在息が切れている = 今は走っていない

<strong>おさかな</strong>
おさかな

現在完了進行形は過去から直前まで何かをしていたという過程を表しているよ

現在完了進行形と現在進行形の違い

現在完了進行形は現在進行形のニュアンスを含んでいるため、現在進行形と同様に限られた期間での継続や繰り返される動作も表すことができます。

では、両者を見分けるポイントはどこにあるのでしょうか。これには、現在完了進行形が合わせ持つ現在完了形のニュアンスが深く関わってきます。

現在進行形は、現在を中心に行われている動作を表します。一方で現在完了進行形は、過去から現在という時間の流れがあることが特徴です。

そのため現在進行形は、ある一時点を表す副詞(now, at the moment など)などとよく一緒に使われますが、現在完了進行形は期間を表す表現(for, since など)とともに用いられる傾向にあります。

限られた期間での継続(最近の習慣)

I am drinking too much coffee these days.
(最近コーヒーを飲みすぎている。)

▸ 比較的最近の傾向を表している

I have been drinking too much coffee lately.
(ここ最近ずっとコーヒーを飲みすぎている。)

▸ 過去から現在まで積み重なっていることを表している

動作の反復(繰り返される動作)

He is always complaining about the team.
(彼はいつもチームの文句ばかり言っている。)

▸ 比較的最近に繰り返される動作を表している

He has always been complaining since he joined the team.
(チームに入ってからずっと、彼は文句を言い続けている。)

▸ 過去から現在まで変わらないことを表している

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

過去からずっとそうなのか、最近そうなり始めたかがポイントだね!

現在完了進行形と継続を表す現在完了の違い

現在完了進行形と現在完了形の見分け方のヒントとして、しばしば動作動詞は現在完了進行形、状態動詞は現在完了の継続用法と説明されます。

しかし、使われている動詞から文法上の名前を見分けたところで、使い分けの判断ができなければ英語力の向上には繋がりません

現在完了進行形は、過去のある時点から直前まで動作が続いていたことに焦点があります。動作がこれまでの過程を表しているのがポイントです。

一方で、現在完了形の継続用法は過去から現在まで変わらず成り立っている状態に焦点があります。その状態が成立しているという事実を表しています。

両者の違いは、何を伝えたいかという話者の視点の置き方にあります。動作動詞だから現在完了進行形になるのではなく、動作が途中であることを伝えるために、結果として使われている動詞が動作を表します

状態動詞も同様で、過去から現在まで続いている状態があるという事実を伝えるために、結果として使われている動詞が状態を描写するのです。

つまり、文法の形が先にあり、それに応じて動詞の意味の捉え方が決まってくるのです。

そのため何を伝えたいかによって、動作動詞としての用法も持ち合わせている一部の状態動詞は現在完了進行形で使われることもありますし、反対に動作動詞を現在完了形の継続用法でも使うこともあるのです。

She has been living with her grandparents for one year.
(彼女は去年から祖父母と一緒に暮らしている。)

▸ 暮らしている過程に焦点がある(今はそういう暮らしをしている)

She has taught English since last spring.
(彼女は昨年の春から英語を教えている。)

▸ 英語講師という立場(状態)が続いていることに焦点がある

<strong>おさかな</strong>
おさかな

動作がまだ途中なら現在完了進行形、その状態が続いている事実を表すなら継続用法って感じだね

過去完了進行形の例文と訳し方

過去完了進行形は現在完了進行形の時制をそのまま過去にずらした形です。過去の一時点から見て、さらに前に始まった動作がその時点まで続いていたことを表します。

過去完了進行形は「had been + 現在分詞」という形で表されますが、過去からある時点まで~し続けるという基本的なイメージは現在完了進行形と共通していることがポイントです。

現在完了進行形との違いは、動作の始まりも終わりも発話の時点(現在)から見ると過去に起きた出来事である点です。

つまり、動作が始まった時点と終わった時点の時間関係を明確にする必要があります。

そのため、多くの場合 when や before といった従属接続詞を使って時間の流れを明らかにし、「~した時 …し続けていた」といった意味を表します

She had been studying English for three hours when her friend called.
(友達が電話してきた時、彼女は3時間英語を勉強し続けていた。)

▸ 友達が電話してきた時点でもまだ勉強し続けていた

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

現在完了進行形は過去から現在という時間の流れだから、今話している時点が基準になるよ

でも、過去完了進行形は過去から過去のある時点までの流れだから、基準となる特定のイベントがどの時点かを明確にしないといけないのがポイントだね!

<strong>おさかな</strong>
おさかな

過去完了進行形とよく似た文法(過去進行形や過去完了形)との違いは、現在完了進行形の時と同じだよ

未来完了進行形はなぜあまり使わないのか

さて、現在・過去ときたら当然、未来完了進行形「will have been + 現在分詞」も存在するわけなのですが、英語が話せるようになるという観点で言えばこの文法はあまり重要ではありません

未来完了進行形は時制が複雑で表せる内容が限定的なうえに、表現が長くなりくどい印象を与えるからです。実際に、口語における未来表現の大半は未来や未来進行形で十分にまかなえます。

未来完了進行形は、「過去に始まった動作が未来のある時点まで続いているであろう」ということを表します。しかし、ほとんどの場合は未来完了形で言い換えることができますし、そのほうがシンプルでわかりやすいです。

未来の話で、ずっと続いていると言い切る場面がそもそも多くないからです。

By the time you arrive, I will have been studying for three hours.
(あなたが到着する頃には、私は3時間勉強し続けていることになる。)

未来完了進行形は出番が限られていますが、ある程度の期間の積み上げを強調することができます。そのため、「~年間ずっと続けている」のように節目を表す場合などでは自然に使うことができます

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完了進行形 まとめ

英語の現在完了進行形は現在完了形と現在進行形が組み合わさった形で、過去から現在まで続いてきた過程を強調し、文脈によっては直前まで続いていた結果が今に出ていることも表します。

その動作がその後も続いていくかどうかは文脈に委ねられることが、現在形や現在完了形の継続用法との違いです。

現在進行形と同じく、基本的には動作動詞が一緒に用いられます

現在進行形が現在を中心に行われている動作を表すのに対し、現在完了進行形は過去を含めた時間の幅があり、どれくらい続いてきたかを表せることが特徴です。

これらのニュアンスは過去完了進行形や未来完了進行形にも共通しています。

ただし過去や未来は現在と異なり、具体的にいつの話なのかが曖昧なため、従属接続詞などで時間関係を明確にする必要がある点に注意が必要です。

<strong>くろねこ</strong>
くろねこ

どの時制も、過去から基準点まで続ていて来た過程が大事ってことだね

<strong>おさかな</strong>
おさかな

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