英語の否定文は not をつければいいと思って感覚に頼って否定文を作っていませんか?
英語の否定文は、実際には文の中でどんな動詞が使われているかによって not の置く位置が変わります。また、英語には not を使わない否定文も存在します。
この記事では英語の否定文を、
- be動詞の否定文
- 一般動詞の否定文
- 助動詞の否定文
の3つのパターンに分けて、語順が変わる理由や、not を使わずに否定を表す表現までわかりやすく解説していきます。
「どこに not を置けばいいのか」「なぜ do が必要なのか」という疑問を解決しながら、英語学習の基礎固めをしましょう!

つまり何の役に立つの?

否定文を仕組みで理解すれば、読み書きで迷うことがなくなるよ
否定文とは・作り方
否定文とは「〜ではない」「〜しない」など、文の内容を否定する言い方をする形のことです。
英語の否定文では not を使いますが、not は基本的に be動詞(am, is , are)や助動詞(can, will など)のすぐ後ろに置かれます。
be動詞も助動詞もない一般動詞だけの文の場合は、否定の形を作るために do が助動詞として使われます。

この助動詞として働く do は動詞の do(~する)とは同じ単語だけど役割が違うよ!

だから I do not do that. みたいに do が2回出てくる否定文もあるよ
be動詞の否定文
文中の動詞が be動詞の場合、be のすぐ後ろに not を置きます。肯定文の場合と同様に、使われている主語によって be動詞が変わるため、その否定形も形が異なることに注意しましょう。
| 時制 / 形 | (一人称) I | (三人称単数) He, She, It | (複数) You, We, They |
|---|---|---|---|
| 現在形 | am not | is not isn’t | are not aren’t |
| 過去形 | was not wasn’t | was not wasn’t | were not weren’t |

am not, isn’t, aren’t の代わりに、めちゃくちゃカジュアルな場面では ain’t が使われることもあるよ
You are NOT allowed to enter this building!
(この建物への立ち入りは固く禁止されています!)
▸ 大文字の NOT は文法的なルールではなく視覚的な強調(注意書きなどで多い)
He wasn’t listening to her.
(彼は彼女の話を聞いていなかった。)
▸ wasn’t は was not の短縮形(口語では通常短縮される)
一般動詞の否定文
否定文で使われる not は基本的に be動詞や助動詞のすぐ後ろに置かれます。
そのため、be動詞や助動詞がない一般動詞だけの文の場合は do を助動詞として使い、その後ろに not を続けます。
英語の動詞は現在形や過去形のように、出来事がいつ起こるかを表す時制を担当します。しかしこの位置には、代わりに do が来るので do が時制の変化を引き受けます。
そのため、「do + not」の後ろに続く動詞は時制を表す必要がなくなり、必ず原形になります。主語が三人称単数現在形の場合、do が does に変化する点も重要です。
| 時制 / 形 | (一人称) I | (三人称単数) He, She, It | (複数) You, We, They |
|---|---|---|---|
| 現在形 | do not don’t | does not doesn’t | do not don’t |
| 過去形 | did not didn’t | did not didn’t | did not didn’t |
He doesn’t feel sorry about that.
(彼はそのことについて申し訳ないとは思っていない。)
▸ feel が原形になっている点に注意
She didn’t forgive him.
(彼女は彼を許さなかった。)
▸ forgive が原形になっている点に注意
助動詞の否定文
既に文の中に will や can といった助動詞がある場合は、否定文は助動詞の直後に not を置きます。
この時、後ろの動詞は原形のままで変化しないことがポイントです。
I won’t drive that fast again.
(二度とあんなに早く運転しないだろう。)
▸ won’t は will not の短縮形
You can’t park there, sir.
(そこは駐車禁止ですよ、おじさん。)
▸ can’t は cannot の短縮形

口語では won’t や can’t のように短縮されるよ
not を使わない否定文
英語には not を使わずに否定を表す表現も多くあります。代表的なものが no を使った文や「too ~ to… 構文」などです。
not を使った否定文は基本的に動詞の内容を否定しますが、no を使った否定は直後の名詞そのものを否定します。名詞が表す存在や数量を否定し、「~はない」といった not を使った場合よりも断定的ではっきりとした否定を表すことが特徴です。
この形は not + any を使って言い換えることができます。
There is no ice cream for you.
(お前のためのアイスはない。)
▸ There isn’t any ice cream for you. に言い換え可能
「too ~ to … 構文」は「〜すぎて…できない」という意味を表します。not は使いませんが、行為がある理由で成立しなかったことを表し、結果として否定の意味になることが特徴です。
この構文は出来事が成立しなかった理由そのものに言及しており、皮肉や不満といったニュアンスを込めて使われることもあります。
The ice creams were too expensive to buy.
(そのアイスクリームは高すぎて買えなかった。)
▸ 買うには(to buy)高すぎる(too expensive)= 買えない

否定文は not じゃなくて内容で決まるってことだね
英語の否定文 まとめ
英語の否定文はただ not を入れれば完成するわけではなく、文の中でどの語が文の形を支えているかによって作り方が決まります。
基本の考え方はとてもシンプルです。
- be動詞がある → be動詞のすぐ後ろに not
- 助動詞がある → 助動詞のすぐ後ろに not
- どちらもない → do を助動詞として入れてその後ろに not
一般動詞の否定文で do が does や did のように形が変化するのは、本来時制を担当していた動詞の位置に do が置かれるためです。その結果、時制を表す必要がなくなった後ろの動詞は原形になります。
また、no を使った否定文や「too ~ to… 構文」のように not を使わずに否定を表す言い方もあります。not を使った文だけが否定文ではないことがポイントです。
否定文で迷った時はどこに not を置くかではなく、be動詞や助動詞があるかどうか探してみれば正しい形が自然と見えてきます。
否定文の仕組みを理解することで、暗記英語から卒業しましょう!

否定文だから not じゃなくて、not を使った結果否定文になっていて、だからこそ文によって not の位置が違うってことだね

You won’t make a mistake.
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