英語学習で必ず最初に出会うのが be動詞です。am, is, are, was, were, been, being など形は多いですが、すべて be という1つの動詞の仲間です。
学校ではよく be動詞は「~です」と習いますが、実際の英文では
- 進行形
- 受動態
- be going to, be supposed to
- be + to不定詞
- be + of + 名詞
など、実にいろいろな形で登場します。
そこでこの記事では、be動詞の活用形といった基本から to不定詞や of を用いた応用的な表現まで、be動詞の使われ方を改めて整理します。

つまりどういうこと?

be動詞 =「〜です」だけじゃないってことだね
be動詞の使い方
be動詞は、その他の多くの動詞のように現在形・過去形といった時制に応じて形が不規則変化します。特殊な部分として、主語によっても形が変わることが特徴です。
これらの活用形は一覧表で整理しておきましょう。
| 時制 / 形 | (一人称) I | (三人称単数) He, She, It | (二人称 / 複数) You / We, They |
|---|---|---|---|
| 現在形 | am | is | are |
| 過去形 | was | was | were |

時制と人称で形が変わるのがポイントだね
be動詞は大きく分けて4つの使われ方があります。
- 主語の状態・性質・正体を説明する(~です)
- 主語の場所・状況を説明する(いる / ある)
- 進行形・受動態といった文の形を作る
- 定型表現として意味を作る(be going to, be to, be of…)
順番に確認していきましょう。
状態や性質を表す be動詞
be動詞は、主語がどのような状態・性質なのか、主語が何者なのかを説明することができます。いわゆる中学校でまず習う be(~です)のことです。
She is kind.
(彼女は親切だ。)
He was a teacher.
(彼は教師だった。)
存在や位置を示す be動詞
be動詞は「存在する」「いる・ある」といった意味でも使われます。この場合、be動詞は場所や状況を表す語句とセットで使われることが多いことがポイントです。
I am in Paris.
(私はパリにいる。)
I have been to Canada.
(私はカナダに行ったことがある。)

have been to ~(~に行ったことがある)は日常会話でもよく使うから、カタマリで暗記してしまおう!
文の形を作る be動詞
ここが be動詞のややこしい部分です。
進行形や受動態の be動詞は文の意味を表すというよりも、文の構造を作るために使われます。言い換えると、進行形や受動態は be動詞なしでは作れないということです。
- 進行形:be + 現在分詞(ing形)
- 受動態:be + 過去分詞
進行形で必要な現在分詞(ing形)や受動態で必要な過去分詞は、それ自体では現在・過去といった時制を表すことができません。
そこで、文の時制を担当する(構造を支える)ために be動詞が使われています。このように文の構造を支える働きをする be動詞を相助動詞と呼ぶこともあります。

be 単体では意味が薄いけど、文法上必要な要素ってことだね
進行形を作る be動詞
be動詞には、「be動詞 + 現在分詞(ing形)」の形で進行形を作る役割があります。
現在分詞はある動作や出来事が途中の段階である(始まってはいるが終わってはいない)ことを表します。現在分詞という名前ですが、それ自体が現在この瞬間に進行している動作や出来事を表しているわけではありません。
そこで、その出来事がいつの話かを表すために be動詞が使われるのです。
「be動詞があるから進行形になる」とよく誤解されがちですが、正しくは「進行形だから be動詞がある」ということです。

この考え方が今後の学習の役に立つよ
She is reading a book.
(彼女は本を読んでいる。)
▸ 現在(本を読んでいる途中)であることを is が表している
You were eating lunch.
(あなたは昼食を食べていた。)
▸ 過去のある時点(で昼食を食べている途中)だったことを were が表している
▸ 進行形の使い方
受動態を作る be動詞
be動詞には、「be動詞 + 過去分詞」という組み合わせで受動態という形を作る役割もあります。
過去分詞は行為や出来事の結果としての状態に焦点を当てます。
過去分詞という名前ですが、過去に起きた一度きりの動作や出来事を表しているわけではないのです。そして、その状態が現在なのか過去なのかを表す必要があります。
そこで、いつの話かを表すために be動詞が使われるのです。

be動詞があるから受動態なんじゃなくて、受動態だから be動詞がいるってことだね
English is spoken in many countries.
(英語は多くの国で話されている。)
▸ 話すという行為が繰り返された結果、今話されている状態であることに焦点がある
The book was written by him.
(その本は彼によって書かれた。)
▸ 書くという行為が完了した結果、その本が完成した状態になったことに焦点がある
定型表現として使われる be動詞
be動詞は、決まった語句とセットで特定の意味を表す定型表現としても使われます。これらの表現はカタマリで助動詞や形容詞的な働きをすることが特徴です。
be going to, be supposed to など
be動詞は助動詞として使われる他に、be going to や be supposed to のように決まった語句とセットで、will や can といった助動詞に近いニュアンスを表すことがあります。
助動詞と異なる点はやはり、主語や時制によって be動詞の形が変化することです。
| 助動詞的表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| be going to | 〜するつもりだ / 〜しそうだ | It is going to rain soon. |
| be supposed to | 〜することになっている / 〜すべきだ | You are supposed to wear a helmet here. |
| be about to | まさに〜するところだ | The movie was about to start. |
| be able to | ~できる | She is able to swim despite her injury. |
| be likely to | ~しそうだ | He is likely to win. |
be + to不定詞の5つの意味
be動詞を用いた表現の中でも「be動詞 + to不定詞」の形は特に重要です。
これはフォーマルな文体でよく使われ、予定・義務・可能・運命・意図といった幅広いニュアンスを表します。
これはあくまで後付けの分類で、文脈によっては重なることもあります。そのため、基本的には「~することになっている」と捉えると整理しやすいことがポイントです。
試験などでも狙われやすいため、1つずつ確認していきましょう。
予定(~することになっている)
be + to不定詞の形は主に「~することになっている」という意味を表します。この用法は、予定や計画を表す点で be going to と置き換えられることもあります。
The meeting is to begin at 10 a.m.
(会議は午前10時に始まる予定だ。)
The president is to visit France next week.
(大統領は来週フランスを訪問する予定だ。)
義務・命令(~すべき / ~しなければならない)
be + to不定詞は助動詞 should のように、相手に対して行動を促す場合にも使うことができます。フォーマルな響きがあるため、上からの命令を表す場面でよく使われます。
You are to arrive at the office by 9 a.m.
(午前9時までに出社しなければならない。)
No one is to enter this area without a pass.
(いかなる人間も通行証なしでこの区域に入ってはならない。)

硬めで規則っぽい感じがするのがポイントだね
可能(~できる / ~し得る)
be + to不定詞は可能(起こり得ること)を表し、助動詞の can に近い意味を表すこともあります。特に受動態と組み合わせて使われることが多いことが特徴です。
Mistakes are to be expected when trying something new.
(新しいことに挑戦するときは、ミスが起こり得る。)
No further changes are to be made without the manager’s approval.
(マネージャーの承認なしでは、これ以上の変更はできない。)
運命(~するはずだったが)
be + to不定詞が「過去形 was, were + never to do」の形で使われると、「結局~することはなかった」という叙述的な表現になります。
この用法は単なる否定ではなく「そうなるはずだったのに、実現しなかった」 という含みを持っています。小説や伝記、歴史の記述などでよく登場します。
He was never to see his hometown again.
(彼は二度と故郷を見ることはなかった。)
Their plan was never to succeed.
(彼らの計画が成功することはなかった。)
意図(~するつもり)
be + to不定詞は「~するつもりだ」という意図を表すと説明されることもありますが、この用法は基本的に「~することになっている」と訳しても問題ありません。
We are to meet again at the station.
(私たちはまた駅で会うことになっている。)
I am to study abroad after graduation.
(私は卒業後、留学することになっている。)

なんでみんな複雑にしたがるんだろうね
be of 抽象名詞の意味・使い方
be動詞には、be動詞 + of + 名詞の形で形容詞的に機能する用法もあります。
ここで使われる of は、後ろに続く名詞が「~に属している(~という性質を持っている)」というニュアンスを表します。
そのため of の後ろには、抽象名詞と呼ばれる概念や性質を表す名詞が置かれます。
例えば be of help は役に立つ(助ける性質を持っている)という意味になります。この表現は be動詞 + 形容詞(be helpful など)に書き換え可能ですが、よりフォーマルな響きを持っていることが特徴です。
be動詞 + of + 抽象名詞は主語が持つ特定の側面・性質に焦点を当てるため、より限定的・具体的な状況で使われることが多いです。
対して、be動詞 + 形容詞は一般的な評価や事実に対して使われる点がポイントです。
This book is helpful.
(この本は役に立つ。)
▸ 一般的にそうであることを表している
This book is of great help to beginners.
(この本は初心者にとって、大いに役に立つ。)
▸ 初心者にとって役に立つという具体的な性質を持っている
be of 抽象名詞 一覧
よく使われる「be動詞 + of + 抽象名詞」の表現は一覧でおさえておきましょう。
| 表現 | 形容詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| be of use | useful | 役に立つ | It is of no use to cry over spilled milk. |
| be of importance | important | 重要である | Punctuality is of great importance in Japan. |
| be of value | valuable | 価値がある | Her experience is of great value to the project. |
| be of interest | interest | 興味深い | This topic is of great interest to researchers. |
| be of significance | significant | 意義がある | The discovery is of historical significance. |

特に be of use は It is of no use to do(~するのは何の役にも立たない)という形でよく使われるよ!
be動詞の使い方 まとめ
be動詞は大きく分けて、4つの使われ方があることがポイントです。
- ~です(状態・性質・正体)
- いる / ある(場所・状況)
- 文の形を作る(進行形・受動態)
- 定型表現(be going to, be to, be of…)

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I hope this will be of great help to you.
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