英語の文には平叙文・命令文・感嘆文のような分類があります。それぞれの文は「何をするための文か」という役割が違います。
- 平叙文:事実・情報・意見などを伝えるための文
- 命令文:相手に行動を促す文
- 感嘆文:強い感情を表す文
言わばこれらは英文のお決まりの形で、まとめて整理することで、英語を読むのも話すのも一気にラクになります。
英文を読む・話すための基礎を学んで、英語学習のスタートダッシュを決めましょう!

つまり何の役に立つの?

英文の仕組みが分かれば読み書きはバッチリだね
※ 英語の文は本来4種類(上記3つ + 疑問文)がありますが、ボリュームが多く1度にすべてを勉強するのは大変です。
そのため、この記事ではまず平叙文・命令文・感嘆文の3つに焦点を当てて順番に整理していきます。(疑問文のつくりかたはこちら)
平叙文とは・肯定文との違い
平叙とは事柄をそのままの形で述べることを意味します。
つまり、平叙文とは「~する」や「~です」といった意味を表し、話し手が事実や情報、意見などを伝えることを目的とした文のことです。平叙文の特徴は以下のとおりです。
- 文の目的が「何かを述べること」
- 基本の形は「主語 + 動詞」
- 書き言葉ではピリオドで終わる
英語の否定文は内容こそ否定的ですが、「~ではない」「~しない」という事実・情報・意見を述べているという点では肯定文と同じです。
つまり、肯定文も否定文もどちらも平叙文に含まれます。文の内容が肯定か否定かではなく、文の役割が述べることにある点がポイントです。
This is a pen.
(これはペンです。)
▸ 事実を述べている
English is not difficult.
(英語は難しくない。)
▸ 難しいに対する否定的な意見を述べている = 平叙文

平叙文だからどうと言うよりかは、多くの英文が「主語 + 動詞」の形を土台にしてることがポイントだね
命令文の作り方・例文
命令文とは、相手に行動を促す時に使う文のことです。
命令文は命令の対象が目の前にいる人(あなた)であることが多く、主語が You であることは明らかなので基本的には省略されます。そのため、動詞の原形から始まることが特徴で、平叙文との大きな違いです。
命令文にも「~しなさい」という意味を表す肯定の命令文と、「~しないでください」という意味を表す否定の命令文があります。否定の命令文は動詞の原形の前に don’t を置いて作ることができます。
否定の命令文は、don’t の代わりに「決して~ない」という意味の never を用いて Never give up!(決してあきらめるな!)のように強い否定を表すこともできます。
- 肯定の命令文:動詞の原形から始まる
- 否定の命令文:Don’t + 動詞の原形が基本(Do not も可能)
Be quiet.
(静かに!)
Don’t worry about that.
(そのことについては心配いらないよ。)
Never mind!
(気にしないで!)

事実や意見じゃなくて、何を相手に要求していることがポイントだね
命令文はなぜ動詞の原形なのか
動詞の原形は現在形や過去形とは異なり、時制を表さない動詞のベースとなる形です。言い換えると、時制とは動詞の形を変えることで出来事がいつの話か表す文法的な仕組みです。
しかし命令文は相手に行動を要求する文であり、出来事を説明する文ではありません。そのため動詞の形で時制を表す必要がなく、動詞は原形のままで使われます。
ただし、tomorrow や next week といった語句を用いて行動するタイミングを伝えることは可能です。
Call me next week.
(来週私に電話して。)
命令文 + and/ or 構文
命令文の後ろに接続詞 and または or を使って文を繋げることで、命令に従った場合・従わなかった場合はこうなるという結果を示すことができます。
- 命令文 + and:「~しなさい、そうすれば…」
- 命令文 + or:「~しなさい、さもないと…」
Study hard, and you’ll pass the exam.
(一生懸命勉強しなさい、そうすれば試験に合格できるよ。)
Hurry up, or you’ll miss the train.
(急げ、さもないと電車に乗り遅れるぞ。)

書く時は and, or の前にカンマを置くことに注意!
命令文の慣用表現
英語には命令文の形をしていながら、実際には命令するわけではなく決まり文句として使われる便利なフレーズが存在します。
カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えるものが多いことも特徴です。
| 慣用表現 | 意味 |
|---|---|
| See you later. | またね。 |
| Go ahead. | お先にどうぞ。 |
| Keep the change. | おつりは結構です。 |
| Take your time. | ゆっくりでいいよ。 |
| Enjoy your meal. | 召し上がれ。 |
感嘆文とは・作り方
感嘆文とは、喜び・驚き・悲しみ・怒りなどの強い感情を表す文です。話し手の感情を強調するために文末には「 ! 」を置くことが一般的です。
感嘆文は文頭に「なんて~」を表す how や what を置き、形容詞や名詞と組み合わせる形が典型で、主語 + 動詞が基本的な平叙文とは見た目が大きく異なることが多い点が特徴です。
- How + 形容詞 + 主語 + 動詞
- What (+ a / an) + 形容詞+ 名詞 + 主語 + 動詞
文字だけではなかなか理解しづらいので、例文で確認してみましょう。
How exciting it is!
(なんてワクワクするんだ!)
What a wonderful surprise this is!
(なんて素晴らしいサプライズなんだ!)
What nice people they are!
(なんていいな人たちなんだ!)

What の感嘆文は、名詞が複数形の時は a / an が不要で、主語と動詞の形もそれにわせて変わる点に注意だね!
また感嘆文は、特に会話や感情的な発言では勢いや臨場感を出すために、主語や動詞が明らかな場合は基本的に省略されます。
How exciting!
(なんてワクワクするんだ!)
What a wonderful surprise!
(なんて素晴らしいサプライズなんだ!)

和訳を見ると少し大げさに見えるけど、実際は「すごい!」くらいの感覚で使えるよ
感嘆文の How と What の違い
感嘆文では、どこに一番気持ちを乗せているかで形が変わります。
How は形容詞や副詞の前に置かれ、その部分が表す内容の程度や頻度といった強さを強調します。一方で What は名詞を含んだ部分の前に置かれ、その部分が表す内容そのものを強調します。
- How :程度や頻度を強調
- What:形容詞 + 名詞のカタマリを強調
また、How が修飾する形容詞が名詞を修飾することもありますが、その場合は What のように「What + a / an + 形容詞 + 名詞」という語順ではなく、「How + 形容詞 + a / an + 名詞」という語順になることに注意しましょう。
How beautiful a day it is!
(なんて美しい日なんだ!)
▸ beautiful(美しい)の程度を How が強調している
What a beautiful day it is!
(なんて美しい日なんだ!)
▸ a beautiful day(美しい日であること)を What が強調している
また、What から始まる感嘆文は「What + 名詞」だけで短く言うこともあります。
What a day!
(なんて日だ!)

どこを強調しているかがポイントだね
英文の種類 まとめ
英語の文には平叙文・命令文・感嘆文といった種類があります。
英文を読む時や作る時は、「この文は何をするための文か」を考えることが大切です。
- 事実を伝えたいなら平叙文
- 相手に行動してほしいなら命令文
- 気持ちを強く伝えたいなら感嘆文
のように、文の役割が分かれば語順や形は自然と決まってきます。

「平叙文だからこう」「命令文だからこう」ではなくて、何かしたいことがあってその形になるってことだね

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